現在住んでいる家に庭があり、その庭を活用して増築したいと考えている方もいるのではないでしょうか?
「子どもそれぞれに部屋が欲しい」
「リビングをもっと広くしたい」
このように、ライフスタイルに応じて家の状況も変わっていきます。
庭があれば、そのスペースを使って居住空間を広げることが可能です。
ただ、庭を潰すのは大変そうで、費用も高くなるのでは?と悩む方もいるでしょう。
今回は、庭を潰して増築する場合にどのくらいの費用がかかるのか、増築の種類別にご紹介します。
リフォーム会社の紹介や施工事例、注意点、補助金情報もお伝えしますので参考にしてください。
さて本文に入る前に、外構やエクステリアリフォームを本気で考えているあなたに必ず押さえておいて欲しい情報を紹介しましょう。
カーポートやお庭、駐車場などの家まわりのリフォームは、実績の多いリフォーム会社や専門店に依頼するのがおすすめです。
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それでは本文に入っていきましょう。
庭を潰して増築する際の費用は?

増築工事にはある程度のスペースが必要ですが、庭を潰して増築すればスペースを確保できるため、リフォームの選択肢も広がりますよね。
増築したい部屋の種類や広さによって、必要な費用も変わります。
施工内容別の増築費用の相場をご紹介しますので、検討時の参考にしてください。
見積書では、既存部分の撤去、各工事、設備、建材、諸経費を分けて確認します。数量や仕様、工事範囲が書かれていれば、複数社の見積もりを同じ条件で比べやすくなります。
「一式」だけの項目は内訳を尋ね、同じ作業の二重計上がないかも確認してください。別途工事に含まれる内容と、追加工事が発生する条件も契約前にそろえて比較することが大切です。
庭を潰して増築する前に、庭木や庭石、ブロック塀、門扉、物置、カーポートなどの撤去が必要になる場合があります。撤去費だけでなく、廃材の積込みや運搬、処分、建築できる状態にする整地も別途見積もられる項目です。
費用は、撤去物の種類や量に加え、重機を敷地へ搬入できるかによって変わります。搬入経路が狭く、手作業が増える場合も総額に影響します。本文にある増築費用だけを総予算とせず、撤去から整地まで含めた見積もりを施工会社に依頼してください。
【庭→洋室・和室】を増築する場合
洋室や和室を増築する場合、洋室はフローリング、和室は畳と内装が異なるため、費用にも違いが出ます。
増築費用の目安
4畳〜4畳半ほどの居室を増築する場合は、250万円程度が目安となります。この金額と自宅の見積額を比べるときは、1階の既存住宅へ接続する工事を想定しているか確認してください。 基礎・屋根・外壁・内装・電気工事に加え、既存壁の撤去や申請費まで含むかで総額は変わります。見積書では、250万円の範囲に含まれる工事と別途費用を分けて確認しましょう。
たとえば、防音性や断熱性に優れた部屋にするなど、施工内容によっては費用が高額になる可能性もあります。
増築の目安は、100万円〜400万円程度と考えておくとよいでしょう。
【庭→サンルーム・ガーデンルーム】を増築する場合
近年は、屋内にいながら日光を取り込めるガラス張りのサンルームや、庭とつながるガーデンルームを備えたおしゃれな家も増えています。
天気が悪い日に洗濯物を干すスペースとしても、もちろん利用できます。
増築費用の目安
費用の目安は、40万円~180万円程度です。
窓の大きさや部屋の広さによって費用は異なりますが、一般的なタイプであれば100万円以下で施工できます。
【庭→バルコニー・ベランダ】を増築する場合
設置する設備によって費用は異なりますが、ほかの増築と比べると比較的低い金額になるでしょう。
増築費用の目安
1畳のバルコニー・ベランダの場合、25万円〜50万円程度となります。
【庭→離れ】を増築する場合
増築で新たに離れを作る場合は、建物の構造や面積、外装、内装、窓の数、水を使うかどうかによっても費用が変わります。
建物の構造にはプレハブ造・木造・鉄筋コンクリート造があり、費用も高くなります。
内装も、材質やデザインにこだわったりミニキッチンなどを設置したりすると、費用は高くなっていくでしょう。
増築費用の目安
・2畳→50万円~140万円程度
・6畳→200万円~300万円程度
・8畳→210万円~400万円程度
・10畳→220万円~450万円程度
【庭→水回り】を増築する場合
水回りの増築には、配管工事も含まれます。
増築した離れにトイレやキッチンを設ける場合は、設備の導入も必要になりますよね。
増築工事に加え、配管工事や設備導入にも費用がかかることを覚えておきましょう。
増築費用の目安
・浴室(約1坪):75万円~250万円
・トイレ(約0.5坪):70万円~200万円
・離れにキッチンを設置した場合:50~100万円
【庭→駐車場・カーポート】を増築する場合
駐車場・カーポートを増築するには、まず庭の設備を撤去する必要があります。
アスファルトにするかコンクリートにするか、何台分の駐車場・カーポートにするかによっても異なります。
増築費用の目安
駐車場工事の費用目安は、使用する素材や工法によっても変わります。
・アスファルト工事(1㎡あたり):5,000円~7,000円程度
・コンクリート工事(1㎡あたり):10,000円~12,500円程度
カーポートには、低価格なものから台風や積雪に対応したもの、デザインを重視したものまであります。
・1台:12万円~60万円
・2台:22万円~200万円
庭を潰して増築した実際の施工例

庭を潰して増築した実際の施工事例をご紹介します。
施工例の費用もご紹介しますので、
庭→洋室

施工費用:約259万円(税込み)
引用元:ユーアイホーム株式会社
庭に洋室を増築したリフォーム事例です。
工期は約1か月で、工事内容はコンクリート工事・鉄骨工事・塗装工事・電気工事・大工工事・クロス工事などです。
サイディングや立ち上がり部分には、防水塗装を施しました。
庭→サンルーム

施工費用:700万円
引用元:リフォームガイド
この事例では庭へのサンルーム増築と全面リフォームを行っているため、施工費用は目安の費用より高くなっています。
リビングから出入りできるよう、サンルームをリフォームしています。
庭→駐車場

施工費用:記載なし
引用元:石川デザイン企画
庭を駐車場にした施工事例です。
家族構成の変化で車が2台増えたため、駐車場を確保する目的で庭を潰しています。
水はけが悪い土質だったため、中央に溝を設けて雨水管につなぎ、雨水を処理できるようにしました。
庭→離れ

施工費用:460万円
引用元:ありがとうの家
母親との同居に伴い、庭の空いているスペースに離れを増築しました。
10畳の洋室にクローゼットを設置し、母屋との間には渡り廊下と、こちらにも造り付けのクローゼットを設けて収納力を高めています。
施工期間は6週間です。
庭から浴室へ

施工費用:350万円~
引用元:株式会社クローバーホーム
洗濯物を干すために庭を使っていましたが、居住スペースを広げるため、庭に浴室と洗面所を増築することにしました。
リビングもリフォームしており、屋根・外装・内装・浴室設備などの施工費用が含まれています。
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庭を潰して増築する際の注意点

庭を潰して増築する場合は、増築前に確認すべきことに加え、増築後には必要な手続きや提出書類がある点に注意が必要です。
増築にはさまざまな条件や制限があるため、あらかじめ把握しておきましょう。
建築基準法
建物には、エリアごとに「建ぺい率」「容積率」の制限が定められています。
住んでいるエリアの基準を守ったうえで、増築しなければなりません。
建ぺい率とは土地面積に対する建物面積(建物を真上から見た面積)の割合で、容積率とは土地面積に対する建物の延べ床面積の割合です。
土地いっぱいに増築すると隣家との距離が近くなりすぎ、火災時に延焼するリスクが高まることも考えられます。
制限を超えた増築は法令違反になるため、必ず確認しましょう。
2025年4月以降に着工する増改築では、増改築部分の床面積が10㎡を超えると、省エネ基準への適合が義務付けられます。審査の対象は、壁・屋根・窓の断熱性能と、空調・照明などの設備性能です。
対象となるのは既存住宅全体ではなく、増改築する部分です。設計や建材の選定に関わるため、見積もりの段階で基準への対応範囲を施工会社へ確認してください。
防火地域・準防火地域で増築する場合は、増築面積にかかわらず建築確認が必要です。それ以外の地域でも、増築部分の床面積が10㎡を超える工事は、原則として建築確認が必要になります。
ただし、10㎡以下なら常に手続きが不要になるわけではありません。区域の指定、既存建物の規模、構造や工事内容によって判断が変わります。着工前に自治体の建築担当窓口や設計者へ確認してください。
建物表題(表示)変更登記の提出
増築で建物の床面積など表題部の登記事項が変わった場合、所有者は変更があった日から1か月以内に建物の表題部の変更の登記を申請します。固定資産税は、増改築後に自治体が家屋を評価します。必要な連絡や申告の方法は所在地の自治体によって異なるため、事前に確認してください。
「建物表題(表示)変更登記」は土地家屋調査士へ依頼すれば、スムーズに提出できて安心です。
費用はかかりますが、代行を依頼するほうがよいでしょう。
固定資産税
持ち家には固定資産税がかかることは、ご存じですよね。
固定資産税は、土地に対する評価額と建物に対する評価額で決まります。
既存の建物に増築したのですから、その分が加算されるのは当然です。
増築後は固定資産税が高くなることを想定しておきましょう。
増築により増える金額の計算方法は、以下の通りです。
家屋の固定資産税は、自治体が評価した課税標準額に標準税率1.4%を乗じて算出するのが基本です。市街化区域などでは都市計画税が別に課される場合もあるため、工事費だけで税額の増加分は判断できません。
庭を潰して増築したい方におすすめのリフォーム会社5選!

庭を潰すと聞くと大がかりな印象がありますが、リフォーム会社であれば
基本的には工事できます。
ここでは、おすすめのリフォーム会社を5社ご紹介します。
三井のリフォーム
三井不動産グループのリフォーム会社で、関東・関西・中部エリアを中心にサービスを展開しています。
戸建てやマンションのリフォーム、中古住宅のリノベーションまで幅広く対応しています。
大和ハウスリフォーム
大和ハウスのグループ会社で全国に営業展開しているため、どのエリアでも相談できます。
フルリフォームから部分リフォームまで、幅広い工事に対応しています。
建物診断の結果をもとに、的確な提案ができる点も魅力です。
住友林業のリフォーム
新築住宅を手がける住友林業系列のリフォーム会社です。
全国各地にショールームがあるため、気軽に相談や見学ができるのが特徴です。
独自に研究された構造・断熱・静音の技術を活かし、住宅の安全性や性能の向上につなげています。
ミサワリフォーム
ハウスメーカーであるミサワホーム系列の会社が、ミサワリフォームです。
関東を中心に店舗を展開し、40年以上にわたる技術と経験を培っています。
フルリフォーム・耐震・古民家再生などに対応しており、オンラインでリフォームの相談も可能です。
住友不動産のリフォーム
リフォーム事業「新築そっくりさん」は、2025年4月に住友不動産ハウジング株式会社へ移管されました。
全国各地でモデルハウスを展開し、相談会や見学会を定期的に開催しています。
間取変更やリノベーションといった大規模リフォームを得意としています。
庭のリフォームに利用できる補助金とは?

補助金には「国の補助金」と「自治体の補助金」の2つがあります。
全国一律で受けられるのが国の補助金ですが、自治体によっては補助金がない場合もあるでしょう。
自治体の補助金は、補助額や条件が異なることがほとんどです。
では、庭のリフォームで活用できる補助金はあるのでしょうか?
自治体の支援制度は、地域によって実施の有無や対象工事、利用条件が異なります。予算の上限に達すると受付が終了する場合もあるため、申請前に自治体の案内を確認してください。
工事内容や自治体によって、補助金の条件・補助額も異なるようです。
ここからは、庭をリフォームした場合の補助金をご紹介します。
居住している自治体の公式サイトなどで、補助金の有無を確認することをおすすめします。
増築に利用できる補助金もご紹介しますので、参考にしてください。
補助金は予算の上限に達すると終了するため、確認したうえで申請するようにしましょう。
【補助金①】バリアフリー化
バリアフリー化とは、高齢者や障害のある方が利用しやすい環境を整えることです。
たとえば、車いすや歩行器を利用する方は、段差があると転倒などのリスクがあります。
庭にスロープや手すりを設置すれば、段差を解消できます。
要支援・要介護認定があれば1人につき、施工費用の90%(上限18万円)までが対象です。
所得によっては、80%(上限16万円)、70%(上限14万円)と異なるため注意が必要です。
介護保険の住宅改修に該当するため、ほとんどの自治体で活用できます。
申請は、基本的にケアマネジャーが担当します。
自治体により条件が異なる場合があるため、確認が必要です。
この補助金は、増築の場合にも活用できます。
【補助金②】ブロック撤去・フェンス新設
対象となる工事は、ブロックの撤去とフェンスの新設です。
地震などで倒壊するリスクのあるブロック塀に対し、多くの自治体が倒壊防止を目的とした補助金制度を設けるようになったといわれています。
老朽化したブロック塀の撤去や、プライバシー保護を目的としたフェンスの設置に補助金を利用できます。
条件や補助額は自治体ごとに異なりますが、1㎡あたり2万円程度、上限50万円が相場とされているようです。
【補助金③】生垣の設置
対象となる工事は、生垣の設置です。
外部からの侵入防止やプライバシー保護のために生垣を設置しますが、日照や風通しを確保しながら自然な庭をつくることもできます。
補助金を利用すれば、生垣の購入・植栽・設置などにかかる費用の一部を補填できます。
庭の防犯性を手軽に高められます。
自治体ごとに補助額は異なりますが、1㎡あたり2,000円~4,000円程度が相場のようです。
【補助金④】雨水タンクの設置
雨水タンクの購入・設置が対象工事です。
雨水タンクは、雨水をためて再利用できる設備です。
水道代の節約につながり、節水効果も期待できます。
雨水は植物への水やりや洗車、掃除などに活用でき、災害時にはトイレなどにも使用できます。
環境負荷の軽減を理由に、補助金の対象としている自治体が多くあります。
大型雨水タンク(有効貯水量500リットル以上)と小型雨水タンク(有効貯水量500リットル以下)があり、助成額や助成割合は自治体によって異なります。
設置工事合計金額の2分の1や4分の1などがあり、上限額もさまざまなため、公式サイトで確認が必要です。
【補助金⑤】屋上・壁面緑化
屋上・壁面緑化の工事が対象です。
景観の形成やヒートアイランド現象の緩和を目的とした補助金です。
個人住宅で補助金を利用する場合、緑化面積や植物が指定されるなど、条件が設けられているケースが多くあります。
さらに、建物の規模によって補助額が異なることもあるようです。
相場は、1㎡あたり1万円〜10万円程度です。
自治体によっては補助金を100万円単位で利用できる場合もあるようなので、確認してみてください。
ここからは、増築に利用できる補助金をご紹介します。
【補助金⑥】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
増築部分に高断熱工法や省エネ性の高い建材を使用したり、既存建物の断熱化を同時に行ったりする場合に、対象となる可能性があります。
補助額は工事費用の3分の1で、上限は15万円〜120万円です。
窓・天井・床・外壁の断熱リフォームのほか、家庭用蓄電システムの設置なども補助の対象です。
支給条件として、工事で使用する建材や省エネ設備は指定された製品から選ぶ必要があるため、
補助金を利用したい場合は、補助対象商品に注意が必要です。
【補助金⑦】リフォームで使える補助金
この事業は国の補助金制度のなかでも対象工事が幅広く、増築も対象に含まれます。
建物の劣化対策、耐震性の向上、省エネ対策、三世代同居のための増築、子育て対応改修などが具体的な対象工事です。
また、目的に沿った増築工事であることも、補助金支給の要件です。
支給条件は以下のとおりです。
・リフォーム工事前に住宅性能評価(インスペクション)を行うこと
・工事後の建物が、劣化対策・耐震性・省エネルギー対策の性能基準を満たすこと
・「性能向上リフォーム」「三世代同居対応改修」「子育て世帯向け改修」「防災性・レジリエンス性向上改修」のうち1つ以上の工事を行うこと
上記の条件をすべて満たす必要があります。
補助額は費用の3分の1で、上限額は申請区分によって異なります。
・評価基準型:上限100万円~150万円
・認定長期優良住宅型:上限200万円~250万円
補助金を申請できるのは制度に登録した施工業者に限られるため、増築で補助金を利用する場合は登録業者を選びましょう。
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まとめ
庭を潰して増築したい場合の費用相場や業者についてご紹介してきました。
増築により家が広くなり、開放的な空間をつくれるでしょう。
ただし、増築する部屋の種類や広さ、デザイン、構造によって費用は大きく変わります。
建ぺい率や容積率の問題により制限がかかることもあるため、注意が必要です。
住んでいる家と庭で、どのような増築が可能かを確認することも必要です。
部屋を増やす、駐車場にするなど目的を考えたうえで、依頼先の業者を検討し、相談してみるとよいでしょう。
同じ施工内容でも、業者によって費用が異なる可能性があります。
費用の目安を、業者選びの参考にしてみてください。
また、庭のリフォームや増築に使える補助金・助成金もご紹介しています。
国の補助金・助成金は一律ですが、各自治体には独自の補助金・助成金もあるため、居住エリアで調べることをおすすめします。
補助金・助成金には、登録業者や登録製品を選ばなければ利用できないものもあるため、申請前に確認してみてください。
まずは、依頼する業者へ相談してみてはいかがでしょうか。


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